僕は、母一人子一人で育ちました。
小さいころから母の背中だけを見て育ってきたのです。
母は僕の憧れでもありました。
物心つくころには、母が仕事でいつもいなくて淋しかったけれど、小学生になるころにはだんだんと母のすごさが分かってきて、その生き方に憧れるようになったのです。
母は水商売をしていました。
30代からお店を持って、切盛りしている母はカッコよかった。
あのころ女性一人では乗れないような高級な車にも乗り、ビジネスの世界を渡り歩きながら女手ひとつで僕を育ててくれた母。
僕もそんなふうにカッコよく生きるんだと決めていました。
母を見習って商売をすることを目標にした僕が、高校を出て入ったのは、あるアパレル会社でした。
そのころはまだインターネットの求人情報などもなく、お店に小さなポスターが掲示してありました。
「スタッフ募集」ってね。
そこはそのころ人気が出て勢いのあったブランドで、僕はメンズのショップスタッフになりました。
誰よりも頑張って売上を上げ、2年後には、その会社では最年少のチーフに昇格しました。
常に店長の接客を勉強してお得意様を作り、店の売上アップに貢献できたからだと思います。
休みの日には他社さんのショップにも足を運び、接客や商品知識のことなどを地道に勉強した成果もありました。
今、僕は、販売スタッフ会社を経営しています。
ファッションブランドと提携して、販売代行業を展開しているのです。
僕の販売力を気に入ってくれたあるメーカーさんから、販売代行契約をしていただけたのです。
一人で起業しましたが、現在は他3名のスタッフを抱えて、チームでショップ運営をしています。
やりがいありますよ。
今は、アパレルの求人もネットで探せる時代なので、便利になりました。
頑張りが反映されるこの世界で、僕のような道を進むのはいかがでしょうか!